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2009年、今年もどうぞよろしく。
ひさごんさんのところでとってもいい記事を見たので、ぜひこれは紹介したい。 「レッドクリフ」嫌いなわけ 伊勢崎賢治さんという方の国会答弁はぜひ聞いてほしい。 (魂の仕事人 伊勢崎賢治この記事もおもしろい) 紛争国の中に丸腰で入っていって武装勢力と交渉し、武装解除させる。 そんな大変な難事業を成し遂げられたのは、日本が武力行使をしない国だから、だと。 そういう方向で日本人は国際貢献できるし、アメリカも「我々には頭が上がらない」と。 テロ特措法などはマイナスになる、テロの標的にされる危険性もある。憲法9条を持っているということこそが日本の国益にもにもかなう、日本が独自性を発揮して国際社会の中で大きな役割を担える、ということだ。 今日本も経済的に何だか大変な状況になりつつあるようだ。 それでも、紛争があるわけでもなく、毎日ご飯を食べられるというのは、本当にありがたいことだ。 それに、「日本も治安が悪くなった」という印象を抱いている人が多いと思うけど、重大犯罪の件数自体は減っているそうだ。 まだまだ、日本は暮らしやすい国の部類に入るのはまちがいない。 伊勢崎さんの発言の中に、若者たちに(特に職のない若者)厭世観、「こんな世の中ぶっ壊してやる」というメッセージは受けやすい、という言葉があった。 そういう危ないプロパガンダをばらまかれないようにしないと。 狭い視野で物事をとらえないでいたいものだと思う。 上の記事でおもしろかったところ抜粋 アフガンDDR さらに日本のダメなところは、武装解除を主導して成功させたのに、それをアピールしないんですよ。国内にも海外にも。現地政府国防省の首脳部の人事にまで介入して、軍人組織を解体したんですよ。さらに武器を回収して、整備までして新しい国軍を作ったんですよ。極めて軍事的なオペレーションでしょ? それを日本の血税を使ってやったんですよ。しかも自衛隊を使わずに。そういうことをみんな知らないでしょう? だから国益になってないんですよ。そういう意味では失敗だったと思ってるんですけどね。 紛争はなぜ起こるのかって? 大きな理由のひとつに「貧しさ」が挙げられるでしょうね。 果たして貧困は削減できてるのか。逆でしょ? 貧富の差がどんどん広がってる。 だから、貧しさが紛争の原因で、貧困をなくせば紛争がなくなるというのも正論なんですが、貧困はなくならないわけです。 新しい国に入って、その国、社会の本質・真髄を理解しろって言われたとき、一番いいのは弱者の視点から見ること 最近、愛国者としての僕が危惧と怒りを感じているのが、「右傾化」。最近あまりにも日本が右傾化しているでしょ? 何かといえば自衛隊を出したがる。全然役に立ってないのに。ほんとですよ、コレ。外交的にも役に立っていればいいんだけど、本当に役に立ってないんだもん。 先進国における国際平和協力の派兵というのはね、大量に人員を送らないんですよ。アメリカは別として。そうではなくて、例えば紛争国があったとしたら、その国にね、良い国軍を作っていかに社会を安定させるか、住民に優しい警察力をどうやって作ってあげようかとか、そういうことをするのが、本当に頭のいい近代国家、お金と思慮のある先進国のやるべきことなんですよ。 先進国の中で、唯一そういうことをやってないのは日本だけ。 やっぱりね、なんだかんだいっても僕の根っこにあるものは、「ものづくり」なんですよ。それは音楽家や画家になりたかった少年時代と変わってないんです。職は変わってもね。
by kourin-mama
| 2009-01-09 23:39
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