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『あたりまえだけど大切なこと』
この本は・・・微妙。 言ってることは間違いではないと思うけど、現役の先生方に参考にしてほしいかと言われれば・・・ この人がやるからうまくいくのだと思う。 古き良き時代の道徳観に近いというか・・ 『2日人生が変わる「箱」の法則』 前に書いた自分の小さな「箱」から脱出する方法の続編。 前回「わかりづらい」と書いた、「どうしたら箱から脱出できるのか」ということが、改めて「箱に入る」とはどういうことでどんなことを引き起こすか・・・それが民族間の紛争や戦争にまで発展するということにまで言及しながら、物語仕立てで説明されている。 ちょっとこじつけてないか、と思わないでもないが、「箱」というものの存在をイメージすることで、実にうまく、人間関係がこじれていく様子を描き出している。 「箱から出る」・・・つまり曇りのない目で世界を見、人と相対する、自己正当化しない、人から「〜させられた」などと思わずに、人の欲求を自分のそれと同じ重さで扱う、というのはやっぱりとても難しい。 でも、「自分は今箱に入っていないか」点検する視点をもてるだけでも、非常に大きい。人間関係を変え、生きやすくなるのに役に立つのではないかと思う。
by kourin-mama
| 2009-03-01 17:22
| 読書ノート
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