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野草の森がなくなる。
今日、サークル「ぽっぽ」で森に行って、「なんか工事が始まったんだな」と思っていたら、だんだんと木を切り倒す気配が近づいて来る。 「あれ?」と思って工事のおじさんに聞いてみたら、「全部木を切って宅地にする」とのこと・・・ あまりの突然の出来事に呆然。 お隣の、スイミングスクールが拡張工事をする、ということは聞いていた。 車を止めたり、畑を作っていた空き地がなくなるのは、仕方ない、と思っていた。 道路がいつか出来る、ということも聞いていた。 「私が嫁に来る前からある計画なんだよ。50年も前だよ。だから、いつ出来るかわからないよ」 と地主さんの奥さんの言っていた都市整備計画。 森の端の方を斜めに縦断する形でできる予定になっている。 それも、去年の夏にまた説明会があって、お隣の市の道路は出来ているから、ここもそのうち工事が入るはず、とスイミングスクールの社長さんからも聞いていた。 でも、地主さんと年末にお話しした時には「まだ使ってていいよ」っていうことだったのだ。 道路工事も、今は市に予算がないから、しばらくは無理だろう、と市の職員も同意見だった。 いづれは、使えなくなるときがくるかもしれない、でもまだ大丈夫。 そう思ってた。 だけど、もう今日が、この森で遊ぶ最後の日になるかもしれない。 子どもたちが走り回り、笑い声がこだましているこの光景も、もう見納め。そう思ったら、ほんとに涙が出た。 ダムとか基地の建設に反対して座り込みをする人の気持ちが、初めて、実感としてわかった。 理屈で反対してるんじゃない、せずにいられないんだ、「痛み」を感じるからなんだな、と。 自分の大事にしてきた場所、風景、がなくなるということが、こんなに自分の中にぽっかりと穴があくことのように感じられるとは、知らなかった。 大事な人を亡くしたときのように、悲しい。 何十年もかかって成長した木々、四季折々、さまざまな表情を見せ、遊ぶ場を提供してくれた森が、一瞬で切り倒され丸裸になっていく・・・ 人間って、自然にとっては、無慈悲で、恩知らずで、残酷な生き物だなぁと思う。
by kourin-mama
| 2010-02-10 01:15
| 自主保育サークルぽっぽ
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